こんなに嬉しい事はない・・・。 何故、こんな気持ちになったのだろう・・・。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 私は・・・自らの剣を捧げる主君を探すため・・・ゆくあてもない旅を続けていた・・・。 この町も・・・そんな旅の通過点でしかなかった・・・。 そんなこの町で・・・、彼らに会った・・・。 彼らとは・・・違う時、違う場所に生まれ・・・、違う時、違う場所で育ち・・・、違う時、違う場所で・・・今とは違う日々を過ごしていた・・・。 しかし今は・・・ここで出会い・・・共に楽しい時を過ごしている・・・。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 最近彼らは・・・、私に秘密で一冊の本に何かを書いている・・・。 恐らく私の事なのだろう・・・。 口にこそださないが、それぐらいは私にもわかる・・・。 彼らはその一冊の本を・・・、「大切なもの」と呼んでいた・・・。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 彼らは皆・・・、大切な私の仲間・・・。 一人は、私がこの国に来て初めて言葉を交わし、この出会いのきっかけを作った、小さな名匠。 一人は、疲れた私をいつも暖かい笑顔と料理で癒してくれる、その小さな肩に小鳥を乗せた少女。 一人は、共に戦い、我が弱き魂を、命をかけて救ってくれたかけがえのない戦友。 彼らはいつも少女の店に集まり、私の事を話しているようだった・・・。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ある夜・・・、皆が寝静まったころ・・・、誰もいない少女の店で私はその本を見つけた・・・。 中は、皆が思い思いに書きとめた・・・日記や・・・小説だった・・・。 私は・・胸が・・・熱くなっていくのを・・・感じた・・・。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ・・・このような出会いを与えてくれたこの国に感謝し・・・、然るべき時には・・・この国と・・・ ・・・私の「大切なもの」のためにこの身を捧げよう・・・。 ・・・私には・・・戦う事でしか、彼らのためにできる事はないのだから・・・。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 私は・・・自らの剣を捧げる主君を探すため・・・ゆくあてもない旅を続けていた・・・。 この町も・・・そんな旅の通過点でしかなかった・・・。 ・・・なかったはずだった・・・。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ・・・わたしもいつの日か・・・ ・・・「大切なもの」に・・・ ・・・「大切な者」の名を刻もう・・・                                           ・・・我が親愛なる友人達へ・・・